新商品のサンプルつくりに奔走しました・・・

2013年03月8日

 新年に浮かんだアイデアを商品化しようと決めて以来これまで全く無縁だった方々と次々素晴らしい出会いの機会を得ています。最初はすでに前々回にご紹介した木曽塗の名匠で「まる又漆器店」社長の伊藤氏を1月26日に訪問し、商品化が可能かどうか等ご相談。やはりきちんとしたサンプルを作る必要があるとのアドバイスをいただき伊藤氏の友人でもあり、こだわりを持った作品つくりをしておられる谷口氏を紹介していただき2月22日天気予報では日本海側は大雪になるとあったのに列車の車窓からは会津磐梯山もくっきり眺められたほど最高の天候に恵まれ福島県会津若松駅でさらに列車を乗り継ぎ喜多方にある工房を訪問してきました。                                                            ご自分で漆を山から採取し、その漆を使って手づくり作品を作っておられる知る人ぞ知る名匠と言われる方でした。そこでは大量生産が難しい事、この商品を形にするならロクロで作る方がコストダウンできるのでこけし屋さんなら簡単でしょうと思いがけない方向に話が進みました。私自身こだわった高価な商品をつくるつもりはなかったのでだんだん販売コストの事が気になりだし、お会いした方々の肩書に身も心も引き締まる思いでしたが、みなさんとても親切でやさしい方で気にしないで下さいとおっしゃって熱心に商品化に向けてのアドバイスをいただき、この形状の良いサンプルを作れるのはこけし屋さんが一番という事になりました。こけし屋さんで?なんと言う奇遇!実は私の出身地はこけしのふる里で有名な所だったのです。谷口夫人も交えて工房での仕事の話や他にも村おこしで「ソバの名産地」としてその土地の人々と活動している事など暮らしぶり等にも話が弾み、またまた長居をしてしまい夕方3時半に喜多方駅を出て帰宅したのが9時、翌日お礼の電話をすると私が電車に乗ってすぐ後に雪が降り出し今朝は30cmも積もっていますよ、と聞きなんとラッキー。(うっかり谷口ご夫妻の写真を撮るのを忘れたのは残念でした)。

 喜多方と言ったらラーメンです。11時半に喜多方駅に着いたので「ラーメン」を食べたいとお願いして地元で有名なお店に連れて行っていただきました。後で実は美味しいお蕎麦屋さんにお連れしたいと思っていましたとおっしゃってくださたのですが後の祭り、スミマセン次の機会にまた来ます・・・。

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     この時間すでに店内は満席でした。ちなみに塩ラーメン1年半ぶりに食べました。

 後日郷里に住む妹に連絡をしてアポをとってもらい、2月28日に宮城県蔵王町遠刈田温泉に住むこけし作りの名匠佐藤氏を訪問する事になりました。佐藤氏はすでに80歳を過ぎたとは思えないとても若々しい方でした。これまでのいきさつを話すと、「大丈夫なんでも出来るよ、子供の頃からこけしを作っているのだから」とおっしゃって私の頭の中にあるアイデアを簡単な図にしてどのように使用したいかを話しただけですぐ制作に取り掛かりました。初めて目にしたロクロを回すその手さばき、ただ感動するばかり・・・。午後1時頃にはじまってサンプル5個が仕上がったのは5時でした。希望した通りの出来栄えで可愛いサンプルが仕上がり、両親の墓参りも済ませ、遅いので泊まって翌朝帰るようにとすすめられてもやっぱり家が一番とルンルン気分で帰宅、すでに夜の11半を過ぎていました。

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 木地屋 吉郎平家7代目 木匠 佐藤哲郎氏  と賞状の数々    ロクロでサンプル制作中            

          kokesi 遠刈田こけしです

 やっと満足出来るサンプル制作のためここに至るまで3か所足を運びました。最後に自分の故郷で問題解決したのですから、最初からそこに行っていたら・・・と思う気持ちもありましたが、でもたった一人で物つくりを始める私にとっては例え遠回りでも知らないことをたくさん学べた充実感は何事にも代えられません。どこに行っても褒められるのは私のフットワークの良さなんですよ。思い立ったらすぐ行動に移し、問題解決しないと落ち着かない持って生まれた性分なのですが会う人ごとに驚かれるのもちょっぴりうれしいのかも(苦笑)、知らない所を目指し列車に飛び乗り一人旅も楽しいものです。

 今回木曽福島、会津喜多方、蔵王遠刈田と行った先々で、日本伝統工芸作家、しかも名匠の方たちが口を揃えて後継者がいない、作っても売れないので生活のために職人さんが止めてしまう、とおっしゃる悩みに私の新商品で仕事を提供する事が出来るのであればほんの少しだけでもお役にたてるのかなぁ~と胸がつまる思いで聞いてきました。この先日本の伝統工芸を絶やさないために私たちもなにか行動すべきなのでは・・・と考えてしまいます。

 

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